賃貸vs持ち家どっちが得?夫婦で後悔しない選び方を解説の画像

賃貸vs持ち家どっちが得?夫婦で後悔しない選び方を解説

新しい一歩を踏み出す住まい

岩屋 優華

筆者 岩屋 優華

不動産キャリア2年

2boyのママです!
自身の引っ越し経験も踏まえ、丁寧に対応をさせていただきます。
ママさん、女性のお客様、どうぞ些細なことでもご相談ください(*^^*)

今の賃貸のままでいるべきか、それとも思い切って持ち家に踏み切るべきか。
多くの夫婦が一度は悩むテーマですが、実は年齢や年収といった数字だけで答えが出るほど単純ではありません。
仕事のスタイルや子どもの人数、実家との距離、さらには老後をどのように過ごしたいかまで、長い時間軸で考える必要があります。
このコラムでは、公的な統計や制度の基本情報も参考にしながら、賃貸と持ち家のメリットと注意点を整理し、夫婦で話し合うときの視点を具体的に解説します。
読み進めていただくことで、自分たちにとって賃貸 vs 持ち家 夫婦 どっちが得なのかを、感情だけでなく数字とライフプランの両面から検討できるようになるはずです。
まずは全体像から順番に確認していきましょう。

賃貸vs持ち家を夫婦で考える基本視点

まず、日本全体の傾向を押さえておくことが大切です。
総務省「住宅・土地統計調査」では、人が居住する住宅のうち、おおむね約6割が持ち家、残りが借家という構成になっています。
同じ調査では、夫婦のみ世帯や夫婦と子どもの世帯では持ち家の割合が高く、単身世帯では借家が多いことが示されています。
また、国土交通省の住生活総合調査では、持ち家世帯の平均居住年数は借家より長く、長期的に同じ住まいに暮らす傾向があることが分かります。

次に、賃貸と持ち家それぞれの特徴を整理してみます。
賃貸は更新や解約の手続きのみで住み替えがしやすく、転勤や家族構成の変化に柔軟に対応しやすい一方で、家賃の支払いが一生続く可能性があります。
持ち家は住宅ローン完済後の住居費負担が小さくなりやすく、老後の住まいの安心感につながる半面、売却や賃貸化をしない限り簡単には動けないという側面があります。
さらに、持ち家では固定資産税や修繕費など、自ら負担すべき維持費が継続的に発生する点も見逃せません。

では、「賃貸 vs 持ち家 夫婦 どっちが得か」を判断するには、どのようなライフプランを整理すればよいのでしょうか。
国土交通省の調査によると、子どもの誕生や成長、進学、さらには高齢期の住みやすさなどが住み替えの主なきっかけになっており、仕事や子育て、老後像を一体で考える必要があります。
例えば、転勤の可能性、子どもの人数や進学先のイメージ、定年後の収入見通しといった点を、一定の期間ごとに区切って整理しておくと、いつまでその地域で暮らしたいのかが見えやすくなります。
そのうえで、将来の住み替えや売却も含め、無理のない範囲でどの程度の期間同じ住まいに住み続ける可能性が高いかを夫婦で共有しておくことが重要です。

比較項目 賃貸の特徴 持ち家の特徴
住み替えやすさ 短期間で変更可能 売却等が必要
老後の住居費 家賃支払い継続 ローン完済後は維持費中心
ライフプランとの適合 転勤等に柔軟対応 長期居住で安定確保

共働き夫婦・子育て期における賃貸と持ち家の損得

共働きやテレワークが広がるなか、子育て期の住まいには、家事動線の良さや在宅勤務に適したワークスペース、子どもの安全性など、これまで以上に多くの条件が求められています。
国土交通白書では、子育て世帯が住まいを選ぶ際に、保育施設や学校への通いやすさ、日常の生活利便性といった立地条件を重視する傾向が示されています。
こうした条件を柔軟に満たしやすいのは、住み替えがしやすい賃貸ですが、長期的には持ち家のほうが、間取りをリフォームしながら暮らし方に合わせていけるという利点もあります。
まずは、現在と数年先の働き方や育児の状況を整理し、必要な間取りと立地の条件を夫婦で共有しておくことが大切です。

次に気になるのが、賃貸の家賃と住宅ローン返済の負担比較です。
住宅金融支援機構の情報によると、共働き世帯では、夫婦それぞれが借りるペアローンや、片方の名義で収入を合算する借り方など、一般的な住宅ローンよりも借入可能額を増やしやすい仕組みがあります。
ただし、ペアローンは契約や保証、団体信用生命保険の加入がそれぞれに必要となる場合があり、諸費用が増えることや、どちらか一方に万一のことがあった場合でも、もう一方の返済が続くといった注意点があります。
家賃と単純に毎月額だけを比べるのではなく、諸費用や保険料、固定資産税、修繕費などを含めた総負担額で検討することが重要です。

さらに、共働き夫婦や子育て世帯では、転勤や職場変更、子どもの進学など、将来の環境変化も見据える必要があります。
国土交通省の住生活総合調査では、世帯の将来の住み替え意向として、現在の持ち家から借家への住み替えを望む割合が以前より増えていることが示されており、働き方や家族構成の変化に合わせて、より柔軟な住まい方を求める動きがうかがえます。
賃貸は、こうした変化に応じて比較的短期間で住み替えやすい一方、持ち家は売却や賃貸への転用など、手続きや時間、価格変動のリスクを踏まえて検討する必要があります。
そのため、今後どの程度転勤の可能性があるのか、子どもの進学や通学範囲をどのように考えるのかを整理したうえで、賃貸と持ち家それぞれの柔軟性を比較することが大切です。

項目 賃貸の特徴 持ち家の特徴
共働き向きの間取り 条件変更しやすい リフォームで対応
子育て期の立地 通園通学で住替え 学校区前提で検討
家計負担の考え方 家賃と更新料中心 ローンと維持費総額
将来の変化への対応 転勤時に移りやすい 売却や賃貸で調整

LINE登録バナー


老後資金・年金と「一生賃貸」「途中で持ち家」どっちが得?

まず、高齢期の居住実態を知ることが大切です。
内閣府の高齢社会白書によると、65歳以上の人は「持ち家(一戸建て)」と「持ち家(分譲マンション等)」を合わせると8割以上が持ち家に住んでいます。
また、高齢者のいる世帯では持ち家率が約8割と、全世帯平均よりも高い水準です。
一方で、国土交通省の住生活総合調査では、高齢者世帯でも住み替え意向や住宅改善ニーズが一定程度あることが示されており、老後も住まいを見直す動きが続いています。

次に、「一生賃貸」の場合と「途中で持ち家を取得する」場合とで、老後の家計への影響を比べてみます。
定年後は年金中心の収入となり、現役期に比べて手取りが減るのが一般的です。
賃貸のままの場合は、生涯にわたり家賃を支払い続ける必要があり、家賃水準や更新料、将来の家賃上昇が老後の不安要因になりやすくなります。
一方で、現役期に住宅ローンを完済しておけば、老後は固定資産税や修繕費などの維持費が中心となり、毎月の支出をある程度抑えやすいという特徴があります。

もっとも、持ち家であれば安心というわけではなく、高齢者が感じている住宅への不満にも目を向ける必要があります。
国土交通省や内閣府の調査では、「段差や階段が多く使いにくい」「災害時の安全性が不安」「家賃や維持費など経済的負担が重い」といった声が挙がっています。
そのため、老後にはバリアフリー化された住宅や、生活圏がまとまったコンパクトな住まいへの住み替えニーズも高まっています。
また、空き家や既存住宅の活用も政策的に進められており、将来は自宅を売却・賃貸化して資金に変えながら、新たな住まいを選ぶといった選択肢も考えられます。

比較項目 一生賃貸の老後 途中で持ち家の老後
住居費の推移 家賃支出が一生続く ローン完済後は維持費中心
住み替えのしやすさ 収入次第で柔軟な選択 売却・賃貸化で資金調達
老後の安心感 契約更新と家賃が課題 住宅性能と維持管理が鍵

今の賃貸から持ち家に変えるか迷う夫婦のチェックリスト

今の住まいから持ち家へ踏み出すかどうかを考える際には、まず「どのくらいの期間、どのような地域に住み続けるつもりなのか」を夫婦で共有しておくことが大切です。
加えて、将来想定する家族構成や、親との同居や介護の可能性、子どもの進学や独立の時期なども話し合っておくと、必要な広さや部屋数の目安が見えてきます。
さらに、仕事の転勤や転職の希望、実家との距離の希望なども含めて整理しておくと、「賃貸のまま柔軟に動きやすくしておくか」「ある程度腰を据えて持ち家に移るか」の方向性が定まりやすくなります。
このような前提条件を丁寧に確認することが、後悔の少ない住まい選びにつながります。

次に、家計面でどこまで住宅費に充てられるかを具体的な数字で把握することが重要です。
現在の貯蓄から頭金として出してよい額、毎月ゆとりを持って返済できる上限額、急な出費に備える予備費として残しておきたい額を分けて考えると、無理のない予算枠が見えてきます。
あわせて、金利水準や住宅ローン減税、各種住宅取得支援策など、公的な制度の内容と適用条件も確認し、固定金利か変動金利かといった選択による総返済額の違いも比較しておくと安心です。
これらを踏まえ、今の家賃と想定されるローン返済額・管理費・修繕費などを並べて試算することで、家計への影響を立体的にイメージしやすくなります。

最後に、「今は賃貸を続ける場合」「数年後に購入する場合」「早めに購入に踏み切る場合」といった複数のシナリオを用意して検討することがおすすめです。
それぞれについて、住居費の総額だけでなく、転勤や転職のしやすさ、子どもの通学環境、老後に向けた貯蓄の進み方なども併せて整理すると、「賃貸 vs 持ち家 夫婦 どっちが得か」を自分たちなりの基準で判断しやすくなります。
また、将来売却や賃貸として活用する可能性を視野に入れるかどうかによっても、立地や住宅の種類の選び方が変わってきます。
夫婦で検討内容を書き出し、定期的に見直しながら話し合うことで、その時々の状況に合った最適な選択肢を見極めやすくなります。

分類 主な確認項目 考える視点
生活計画 居住年数と家族構成 何年どこに住むか
家計状況 頭金と毎月返済額 無理のない予算枠
将来設計 転勤や老後の暮らし 柔軟性と安心感

まとめ

賃貸vs持ち家は「どっちが得か」をお金だけで決めるのではなく、仕事・子ども・老後まで含めた夫婦のライフプランで考えることが大切です。
今の賃貸に感じている不満や、将来の働き方・家族像を整理することで、最適なタイミングや予算の目安が見えてきます。
当社では、家賃とローンの比較だけでなく、老後資金や万一のリスクも踏まえたシミュレーションを行い、賃貸継続か持ち家かを一緒に整理します。
「うちの場合はどうなのか」を知りたい方は、まずはお気軽にご相談ください。


LINE登録バナー


お問い合わせはこちら

”新しい一歩を踏み出す住まい”おすすめ記事

  • 子育てしやすい間取りとは?共働き夫婦におすすめの住まい選びポイントの画像

    子育てしやすい間取りとは?共働き夫婦におすすめの住まい選びポイント

    新しい一歩を踏み出す住まい

  • 賃貸の契約開始日はいつからがいい?初めてでも無駄な家賃を抑える決め方の画像

    賃貸の契約開始日はいつからがいい?初めてでも無駄な家賃を抑える決め方

    新しい一歩を踏み出す住まい

  • 札幌で賢く子育て中古住宅選び!補助金を活用して安心の住まい計画の画像

    札幌で賢く子育て中古住宅選び!補助金を活用して安心の住まい計画

    新しい一歩を踏み出す住まい

  • 札幌で女性が宅建士を目指す魅力とは?  合格への勉強法とキャリアの広がりを解説の画像

    札幌で女性が宅建士を目指す魅力とは? 合格への勉強法とキャリアの広がりを解説

    新しい一歩を踏み出す住まい

  • 札幌で中古マンション購入を検討中の女性必見?女性目線で安心の選び方と注意点を解説の画像

    札幌で中古マンション購入を検討中の女性必見?女性目線で安心の選び方と注意点を解説

    新しい一歩を踏み出す住まい

  • 札幌でマイホーム購入を検討中の方へ!資金計画シミュレーションの方法を解説の画像

    札幌でマイホーム購入を検討中の方へ!資金計画シミュレーションの方法を解説

    新しい一歩を踏み出す住まい

もっと見る